投資家で著名な人物
株式市場・為替市場・商品先物市場・債券市場などで投資活動を行っている著名な投資家の一覧です。著書などを出版または、投資関連出版物・テレビ・新聞などで紹介されるなど、主にマスメディアに登場した人物を中心にまとめてみました。貴方は何人知っていますか?
日本の投資家
- 竹田和平
- 日本の多数の上場企で上位株主となっている投資家。
- 糸山英太郎
- 日本航空の個人筆頭株主としても知られる大富豪。各セクタの代表的銘柄を保有している。元衆議院議員。
- 酒匂隆雄
- 酒匂・エフエックス・アドバイザリー有限会社代表。北海道大学卒業後、横浜銀行、外資系金融機関などで外国為替業務に従事。東京外為市場を牛耳っていた頃、業界の貴公子と称されていた。
- 中山茂
- 通称「チャーリー中山」、または「8割の男」。小説「東京外為市場25時」のモデルとなった為替ディーラー。現在シンガポール在住。
- 藤巻健史
- フジマキ・ジャパン代表取締役。一橋大学商学部卒業後、三井信託銀行入社。1980年ノースウエスタン大学でMBA取得。1985年JPモルガンモルガン銀行に転職。 同行資金為替部長、東京支店長、ジョージ・ソロスの投資アドバイザーなどを歴任。早稲田大学大学院公共経営研究科でも教鞭をとっている。イトーヨーカ堂取締役の藤巻幸夫は弟。
- 隅田浩
- 極東証券のトレーダーとして常勝伝説を作った後、自身のファンドを立ち上げた。日経平均先物の売買高のシェアが大きく、カリヨン証券(インドスエズ証券)を通して売買することから、「インド」或いは「ヨン様」と呼ばれている。2005年8月からの上昇相場で敗北を喫した。
- 村上世彰
- アクティビスト・ファンド、並びにM&Aコンサルティングの元代表。2006年6月5日に証券取引法違反で東京地検に逮捕された。
- 今井雅人
- マット・キャピタル・マネジメントCEO。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行。1987年より為替ディーリングの世界に入る。心理学などを駆使した独自の手法で17年間1年もマイナスなく勝ちつづけた常勝トレーダーで、内外の投資家にも太いパイプを持つ。通称マット今井。
- B・N・F
- みずほ証券によるジェイコム株大量誤発注事件で一躍有名になった個人投資家。スイングトレード、デイトレードなどの取引手法を得意としている。提出が義務付けられている書類以外においては本名を一般に公開しておらず、テレビなどに出演する際はインターネット上で用いているハンドルネームの「B・N・F」を名乗っている。
個人投資家には定年退職はありません!
アメリカ合衆国の投資家
- ジェシー・リバモア
- 20世紀前半にウォール街で活躍した投資家で、株式の空売りで世界恐慌の引き金を引いた人物とも言われている。数百万ドルの財を築くこと4度、破産すること4度。最後は4人目の妻に遺書を残しピストル自殺を図りこの世を去るという、壮絶な人生を送った。
- ベンジャミン・グレアム
- バリュー投資の父。ウォーレン・バフェット氏の投資手法の育ての親。元コロンビア大学教授。
- フィリップ・フィッシャー
- 成長株投資の先駆者であり確立者。ウォーレン・バフェット(後述)も影響を受けたとされる。
- チャーリー・マンガー
- バークシャー・ハサウェイ株式会社副会長。バークシャー・ハサウェイ子会社ウェスコ・ファイナンシャル・コーポレーション会長。ウォーレン・バフェットの片腕。
- ジョージ・ソロス
- イングランド銀行を潰した男の異名を持つ。1997年のアジア通貨危機の発端を作った。
- ウォーレン・バフェット
- バークシャー・ハサウェイ株式会社CEO。投資によって財を築いた。ビル・ゲイツ氏に続いて世界第2位の個人資産(420億ドル)を保有(フォーブス誌の長者番付2005より)。
- ジム・ロジャーズ
- 自分自身が世界中を飛び回って各地の経済状況を分析・調査して売買を行う投資スタイルから「冒険投資家」と呼ばれている。ジョージ・ソロスとクォンタムファンドを創設して10年間で3,365%のリターンを得る。現在、投資家でありながらコロンビア大学で教鞭をとっている。
- リチャード・デニス
- 400ドルを数十億ドルにしたウォール街の投資家。
- ピーター・リンチ
- ファンドマネージャー。2000万ドルだったマゼランファンドを140億ドルにまで育てあげた。
- ジョン・メリウェザー
- 元ソロモン・ブラザーズの債券トレーダー。現在ヘッジファンドのJWMパートナーズを運営している。
- ジム・クレイマー
- 元ヘッジファンドマネージャー。現在は、投資情報ウェブサイトを運営するTheStreet.comの代表を務めるかたわら、CNBCにて「Mad Money」という投資情報番組のホストとして活躍。
お金に対する不安…ありますよね…。
相場師
専ら相場での利益で生活をする職業である相場師。現在では、トレーダーと呼ばれるのが一般的になりつつありますが、しかし、高齢な有名トレーダーであったり、仕手などの大規模なトレードに取り組む者については、「相場師」と表現したほうがより相応しい場合もあります。相場師は、一般に、日計りや鞘取りのほか、中長期投資で利益を得ようとします。
相場師とデイトレーダー
とくに株や商品先物と言った古くからある市場で活躍する人は、依然「相場師」と自称し、またそう表現されることは珍しくありません。デイトレードをする者も相場師ですが、とくに「デイトレーダー」(日計り筋)と呼ばれます。
著名な相場師(生年月日順)
- 本間宗久(1724年 - 1803年) - 酒田五法を考案
- 田中平八(1834年 - 1884年) - 「天下の糸平」
- 渋沢成一郎(1838年 - 1912年) - 明治時代の商品相場で活躍した。
- 野村徳七(1850年 - 1907年) - 野村證券などを創立
- 福沢桃介(1868年 - 1938年) - 「日本の電力王」
- 松井房吉(1871年 - 1950年) - 松井証券の創業者
- 鈴木久五郎(1877年 - 1943年) - 通称・「鈴久」。
- 岩本栄之助(1877年 - 1916年) - 大阪市中央公会堂の寄付者
- 徳田昂平(1878年 - 1951年) - 東株一般取引組合委員長
- 石井定七(1879年 - 1945年) - 「横堀将軍」
- 近藤荒樹(1888年 - 1986年) - 「丸ビル将軍」
- 太田収(1890年 - 1938年) - 「兜町の飛将軍」
- 山崎種二(1893年 - 1983年) - ヤマタネ・山種証券を創立
- 是川銀蔵(1897年 - 1992年)-「最後の相場師」「是銀(これぎん)」
- 伊東ハンニ (1898年 - 没年不明) - 「昭和の天一坊」
- 佐藤和三郎(1902年 - 1980年) - 獅子文六『大番』のモデル
- 石井久(1923年 - ) - 「独眼竜」・立花証券を経営
- 加藤暠(1941年 - ) - 誠備グループ主宰
- 近藤信男(1904年 - 1973年) - 中山製鋼所をめぐる仕手戦で糸山英太郎と激突
- 立花義正(1900年 - 1985年) - パイオニアを手がけ、自らをパイオニ屋と呼ぶ。「あなたも株のプロになれる」を執筆。
- 栗山浩(1929年 - ) 不文の秘法といわれる株式の異銘柄鞘取りストラドルの相場師。
- 鈴木隆 (1882年 - 1978年) - 小学教師だったが相場で3千万円(今の数千億)を稼ぎ政界へ転身。
- 糸山英太郎(1942年 - ) - 中山製鋼所の株をめぐる中山仕手戦の仕掛け人